倉敷青陵高校の2年生が総合学習の時間に模擬裁判劇を上演し、裁判員裁判について学びました。
倉敷青陵高校では2年生の総合学習で15の講座から1つを選び、テーマに沿った調べ学習やグループワークを行ってます。その中の「模擬裁判講座」を受講している29人が半年間かけて裁判についての事例や弁護士からのアドバイスを元に「模擬裁判劇」のシナリオを書き上げ、2年生全員に発表しました。劇の題材は「寝たきりの老母の介護に疲れた息子が母親を絞殺する」という事件で、裁判の中では被害者である母親の「死の同意」が争点となります。生徒たちは、検事や弁護士に扮して冒頭陳述から証人尋問・被告人質問・最終弁論までの裁判の流れを展開していきました。傍聴した他の2年生全員は裁判員としてこの模擬裁判劇に参加しました。裁判員になった生徒たちは劇が終わるとそれぞれのクラスに戻り話し合いを行いました。法廷でのやりとりを踏まえて有罪か無罪かの判決を下します。倉敷青陵高校では今回の模擬裁判劇に向けて学習してきたものをまとめた記録集を年度末までに作ることにしています。




