国土交通省は、きのう(2日)、2014年度以降の瀬戸大橋の新料金案を岡山県など地元自治体に提示しました。明らかにされた案は、一般の高速道路並みの料金に引き下げるもので、宇高航路の存続に取り組む玉野市などの関係者は、困惑の様子で、受け止めています。
提示された新料金は、瀬戸大橋など本州四国連絡道路の通行料金を2014年度から平日や休日を問わず、一般の高速道路と同じ体系にする案です。この案によると、瀬戸大橋の早島‐坂出間の通行料金が、現在、ETCを搭載している普通車で、休日2、050円のところ、ETCを搭載していない普通車を含めて、平日・休日を問わず1、050円に引き下げられます。この案の提示について、宇野‐高松間を結ぶ宇高航路の存続に事業者や関係自治体などと取り組む玉野市の黒田晋市長は、テレビや新聞報道だけでは、判断しかねると前置きした上で、「今後、内容を確認し、動向に注視し、状況を見極めた上で、航路存続に向けて、国に対して働きかけを行っていきたい」とコメントしています。提示された新料金案については、現在、本州四国連絡道路の出資金を拠出している岡山県など10府県などと調整中です。




