玉野地域の新しい公共交通システムを検討する「玉野市地域公共交通会議」が開かれ、コミュニティバスと予約制乗合タクシーの運行方針が了承されました。７月から試験的に運行を開始する予定です。
会議には、民間の交通事業者や学識経験者、市民代表などおよそ３０人が出席。事務局から、試験運行などの計画案が出されました。計画案によると、コミュニティバスは、東ルートが東児市民センター発、西ルートが深山公園発で、それぞれ中心市街地を経由して、すこやかセンターまでの路線です。これまで運行していた「シーバス」をベースにしたものですが、路線を大幅に短縮。平日は４往復から６往復に増便、土、日、祝日は４往復と、乗車チャンスは広がります。乗り合いタクシーは、南部、西部、東部、中心部の４区域に分けて、それぞれ１日１１便を運行。原則１時間前の電話予約で誰でも乗車でき、区域内の移動や、路線バスへの接続により、利便性を図ります。運賃は、コミュニティバスが大人１００円、乗合タクシーが大人２００円、１５歳以下１００円の均一料金です。一方、新交通システムの導入に合わせ、運行区間が重複する既存の路線バスについて３路線を廃止する方針も示されました。
玉野市では、計画案を市民に周知するため、２月３日から市内１５ヵ所で説明会を実施。運行事業者の選定などを経て、７月１日からの試験運行開始を目指します。
