宇野港に停泊していた世界最大級の帆船海王丸が、きょう、出航し、出航の際の儀式『登檣礼(とうしょうれい)』を披露しました。
登檣礼は、帆船の出航の際に船員がマストに登り、見送りの人たちに御礼を表す儀式です。航海士や機関士になるための訓練を受けている実習生99人が、儀式に臨みました。実習生は、『海の貴婦人』とも称される海王丸のシンボル、高さ50メートル前後のマスト4本に次々に駆け登りました。そして、見送りの人たちにお礼と別れの言葉をかけました。海王丸は、航海訓練所所有の練習船で、現在、およそ2ヵ月間の操船訓練が、行われています。宇野港には、食料の補充と 実習生の休養のため、17日から停泊していました。今後は、瀬戸内海や太平洋で、操船訓練を行い、3月8日に東京湾に帰港します。
登檣礼の様子は、23日月曜日のKCTワイドで詳しくお伝えします。




