26日の文化財防火デーを前に、国重要文化財の五重塔がある備中国分寺で、消防訓練が行われました。
訓練には、総社市消防本部、消防署、備中国分寺の住職などおよそ40人が参加。五重塔北西の山林に捨てられたタバコから出火し、強い北風で延焼が懸念されるという想定で行われました。境内の売店従業員などが初期消火作業をした後、消防車が到着。二手に分かれて山林に向けて放水し、鎮火作業にあたりました。はしご車も駆けつけ、30メートルの高さから山林の状況を確認。参加者は、実際の火災さながら緊迫した中で、連携動作などを確認していました。総社市内では、過去に指定文化財の火災が起こったことはありませんが、史跡や文化財周辺に山林が点在しているため、市消防本部では、火の始末などに注意を呼びかけています。




