厳しい経営状態に陥っていた児島市民病院が来年度黒字に転換する見通しであることがわかりました。
これはきょう開かれた倉敷市行財政改革特別委員会で発表されたものです。児島市民病院は院長人事をめぐる医師の大量退職に伴う混乱で、平成20年度から大幅な赤字経営となっていました。当時、児島市民病院の経営健全化検討委員会がまとめた改革プランでは平成22年度から3カ年計画で黒字化と医師不足の改善などを掲げていました。それによると平成24年度には2億円の黒字にすることを目標としていましたが、きょうの特別委員会で目標は下方修正したものの来年度150万円の黒字見通しであると報告がありました。児島市民病院の江田良輔院長は「今年は改善成果を示す集大成の年。地域に必要とされる病院となるため、人材を確保していきたい」と医師不足改善に意欲を見せました。来年度、形成外科と泌尿器科に常勤医が1人就任する予定で、今後は産科医療の復活や夜間・休日の小児救急の整備をめざし、医師の確保に努めます。




