西日本エリアのコンビナート関係者が集まり、国際競争力の強化策を考える、全国初の「コンビナート連絡会議」が、倉敷市内で開かれました。
最初に講演会が行われ、経済産業省の宮本昭彦課長が、今年度から開始した、旭化成ケミカルズと三菱化学が共同で進めるエチレンセンター事業などの連携事例を紹介しました。また、一橋大学大学院の橘川武郎教授が「コンビナートの国際競争力強化に向けて」と題して話しました。会場には、西日本のコンビナート地域で操業する事業所、行政関係者などおよそ270人が出席し、熱心に耳を傾けていました。西日本有数の企業集積を誇る水島コンビナートは、去年12月、税制措置や規制緩和などを受けられる「総合特区」に指定されました。今後は、コスト削減のための企業間高度連携、物流機能強化、環境・エネルギー分野の重要製造拠点化を一体的に進める方針です。あす19日は、JFEスチール西日本製鉄所と、三菱自動車水島製作所を見学する予定です。




