倉敷市内外の百人一首の愛好家が参加した新春かるた大会が倉敷市中央の新渓園で開かれました。
このかるた大会は倉敷市文化連盟が主催して毎年この時期に開いています。今年は倉敷市をはじめ、玉野市や福山市などから愛好家60人が参加しました。大会は有段者らが1対1で行う本格的な「競技かるた」の部と、取り札をばらばらに並べグループで取った枚数を競う「ちらし取り」の部に分かれて行われました。競技かるたでは対戦する2人が向かい合い25枚ずつの札を並べて札をとるスピードを競います。上級者になると上の句の初めの部分を聞いただけで一瞬にして札をとり、100分の1秒で勝敗が決まるといわれています。歌の詠み上げが始まると瞬時に畳を激しく叩く音が響き渡り、白熱した試合が繰り広げられました。競技かるたは年齢や性別に関係なく楽しめるということで、参加した選手も小学校低学年の児童から80歳代までと様々。張り詰めた空気の中で真剣な表情で札をみつめ、それぞれの腕を競い合っていました。




