自律型ロボットでサッカーをする「ロボカップジュニア2012倉敷ノード大会」が、ライフパーク倉敷で開かれました。小学4年生から中学3年生までの55人が自作のロボットを持ち寄り、熱い戦いを繰り広げました。
この競技は、赤外線を発するボールをロボットに付けたセンサーで見つけて、ゴールに入れれば得点となります。ロボットの動きは、あらかじめコンピューターでプログラムしたもので、効率よくボールを見つける動きができるかがポイントです。重さは1・25キロ以内、高さ、幅はそれぞれ22センチ以内と決められており、スマートで頑丈なボディーを作ることも重要です。子どもたちが何度も調整を重ね、工夫を凝らして作ったロボットが今年も勢ぞろいしています。
この大会は、2050年までに、人間のサッカー世界チャンピオンチームに勝てるロボットを作るという目標を掲げ、人間社会に役立つロボット技術育成を目的とした大会で、世界40カ国で予選大会が行われています。子どもたちの技術習得だけでなく、さまざまな能力を身に着けることも期待されています。
参加した子どもたちは、マシントラブルに見舞われながらも、ロボット作りの楽しみを見出しているようです。
倉敷で行われた予選大会はサッカーに限られましたが、全国大会では、災害救助ロボットの競技もあり、注目が高まっています。
試合の結果、上位13チームが、来年1月29日の2次予選「岡山ブロック大会」にコマを進め、3月に、兵庫県尼崎市(あまがさきし)で開かれる全国大会の切符を狙います。




