倉敷駅前商店街で、18日(日)、今年最後の「くらしき朝市・三斎市」が行われました。倉敷駅北側に大型商業施設が開店して初めての朝市でしたが、正月前の買い物客らでごった返しました。
倉敷センター街に繰り出した溢れんばかりの買い物客。年末ということもあり、朝から大勢の買い物客が訪れとれたての野菜や新鮮な魚などを買い求めていました。この賑わいをこれからの地域活性化につなげたいと願う人がいます。さて、こちらは、倉敷市内でうどん店を展開する「ふるいち」の古市了一社長が代表を務める「チーム絆・倉敷」の被災地支援コーナーです。
宮城県の水産加工メーカー木の屋石巻水産の支援を続けており、鯨の大和煮の缶詰と鯨肉入りのレトルトカレーを販売しました。被災した工場はまだ稼働できませんが、岩手県の缶詰工場に製造を委託することで復興への一歩を踏み出しました。チーム絆では6月の朝市から継続して被災地支援を続けてきました。注目を集めた「希望の缶詰」と呼ばれる金華サバの缶詰は、津波にさらわれたおよそ100万個の缶詰を従業員が一つずつ手作業で泥の中から掘り出したもので、およそ4000個が三斎市で販売され、およそ130万円の売上がありました。また、倉敷鷲羽高校の生徒たちも被災地支援のため手作りクッキーを販売し収益金の一部を義援金として贈る活動を行いました。被災地へ元気を届ける活動はくらしき朝市・三斎市の会場からも輪が広がり、市民の間に新しいつながりが生まれた1年でもありました。




