水島警察署管内の少年を守る母の会は少年の非行防止、健全育成を目的にした研修会を開きました。
研修会は少年の非行防止、健全育成のため、家庭、学校、地域がともに問題意識を持って取り組んでいこうと毎年開かれています。今回は、母の会の会員などおよそ80人が出席して岡山大学大学院教育学研究科、横松友義准教授の講演を聞きました。横松さんは親の顔色を見ていい子を演じる子どもを育てるのではなく人の心が分かる子どもを育てることが大切だと自らの子育て経験を交えて説いていきました。水島警察署管内の今年の少年の犯罪による逮捕や任意取り調べは76人と前の年と比べて大幅な増減はありませんが、タバコや深夜俳諧などの不良行為での補導人数は前の年を大幅に上回る925人となっています。非行に走る子どもの多くは、大人に話を聞いてもらえなかったり、気持ちを理解されずに育ったケースが目立ち、研修会に参加した母親たちは、子どもの声にしっかり耳を傾けることや親自身が夢を持って明るく生きている姿を見せていくことで非行防止につなげていこうと、子育てへの姿勢について考えを新たにしていました。




