かつて玉野市内を走っていた玉野市営電鉄を顕彰するイベント『玉野市電まつり』が、きのう(20日)、玉野市のすこやかセンターで開かれました。
会場には、常設している玉野市電の車両や玉野市電の鉄道模型、それに当時の写真など玉野市電の歴史を今に伝える展示や体験コーナーが、用意されました。このうち、会場に常設している車両は、車内が一般公開されました。この車両は、高松琴平電気鉄道の『760号』で、玉野市電時代には、『モハ103号』と呼ばれていました。香川で役目を終え、5年前に里帰り、今年で製造60周年を迎えました。家族連れらは、車内アナウンスをしたり、運転席に座ったりして、玉野や高松の町を走っていた当時のことを思い浮かべていました。その他にも、車両を再現したミニ電車の乗車体験や電車の模型を操縦できるコーナーは、鉄道ファンの興味を引きつけて止まない様子でした。玉野市営電鉄は、築港‐奥玉間4.7㌔を結ぶ電車で、今から39年前に廃線となりました。玉野市電まつりを主催する市民グループ『玉野市電保存会』が、当時の資料収集など地道な取り組みで市電の歴史を後世に伝えています。この玉野市電まつりの模様は、24日(木)のKCTワイドで詳しくお伝えします。




