赤磐市にアトリエをもつ彫刻家 榎本勝彦さんの個展が、倉敷市中央のギャラリーKで開かれています。
1952年、岡山県御津町に生まれた榎本勝彦さんは、木の彫刻家として実用的な家具や器をはじめ、造形作品などを手がけています。18年前までは、倉敷市などを拠点に創作活動を続けていましたが現在は、赤磐市にアトリエを設け、木を素材にした彫刻を制作しています。今回の個展では、ギャラリーKの空間を意識した壁面を中心とした立体作品71点を出品しています。鉄の板に取り付けられたり、鉄の台座に乗せられたオブジェは、すべてクスノキを削り込んだ木工彫刻で、表面を漆と金属の粉で仕上げる榎本さん独自の技法が用いられています。また、壁面のオブジェには、磁石が組み込まれていて鉄の板のどこにでも自由に配置できるアイディアがほどこされています。さらに、オブジェの形は、自然界の植物や動物の姿からイメージしたシンプルなものになっています。彫刻家榎本勝彦さんの個展は、11月27日(日)まで倉敷市中央のギャラリーKで開かれています。




