アフリカ・ケニアの研究者が、倉敷市中央にある岡山大学資源植物科学研究所で食料増産につながる稲の共同研究を行っています。
岡山大学の研究者と共同研究を行っているのは、岡山大学と親交の深いケニア・ジョモ ケニアッタ農工大学の研究者2人です。先月(10月)来日し、今月末まで研究します。ピーター・カマウさんは、葉緑体に含まれる変異体について調べ、稲の生産性 や ストレス耐性を向上させるための遺伝子研究を、アリス・ミサモさんは、自国で主に食されている香り米について、香りの原因となっている遺伝子を特定し、品質改良につなげる研究を行っています。この共同研究は、国の外郭団体 日本学術振興会の『アジア・アフリカ学術基盤 形成事業』として、去年から3年間、両国で実施してい取り組みの一環です。東アフリカでは、干ばつの発生 やソマリアからの難民の移住などで食糧不足が、深刻化しています。そのため、消費が拡大している米の増産やそれを担う研究者の育成が急務となっています。この共同研究の取り組みは、来月(12月)のKCTワイドで、特集として、詳しくお伝えします。




