若手洋画家津上みゆきさんの個展が、倉敷市中央の工房IKUKOで開かれています。
津上みゆきさんは、2005年に、大原美術館の若手作家支援事業「アーティスト・イン・レジデンス」の第一号作家として倉敷市酒津の児島虎次郎の旧アトリエで絵画制作に取り組みました。
3年ぶりとなる倉敷での個展には、豊かな色彩で描かれた風景画およそ40点が展示されています。津上さんは、常に手のひらサイズのスケッチブックを持ち歩き心に留まった景色を描いてそのスケッチを単純化して作品に仕上げています。作品には描いた日時とともに「Veiw」という言葉がつけられています。景色や風景という意味のほかにも、視野や視点という意味をもつ言葉の通り、作品は、頭の中でしっかりと捉えなおした「心の景色」として、画面いっぱいに広がる柔らかな色で風景を表現しています。津上みゆきさんの作品展は今月27日(日)まで、倉敷市中央の工房IKUKOで開かれています。




