今年3月に発生した東日本大震災を受け、玉野市の第二日比小学校では、大地震や津波を想定した訓練が初めて行われました。
避難訓練は震度5強の大地震が発生し、2時間程で小学校へ3mの津波が押し寄せてくるという想定で実施しました。全校児童220人は地震発生直後、机の下など安全な場所へ素早く避難。揺れが治まると運動場に一時避難しました。その後、小学校からおよそ300mの高台の広場へ、避難順路をチェックしながら避難していきました。高台の広場までには陸橋がありますが、崩壊の恐れがあるため使わず、先生たちの誘導で、道路を横断する方法を確認しました。参加した児童たちは、先生の指示を守りながら、真剣な面持ちで訓練を行っていました。玉野市によると、東南海大地震が発生した場合、玉野市沿岸にはおよそ2時間で、3m程度の津波が到達するということです。第二日比小学校は海からおよそ500mの場所にあり、海抜も90cmと低いことから、今後、防災マニュアルなどの見直しに力を入れていく方針です。第二日比小学校では今後、年1回のペースで、大地震と津波を想定した訓練を実施していくそうです。




