倉敷市玉島の玉島ハーバーアイランドに日本エアロフォージが、来年春に稼働予定の航空機向けチタン材製造工場の起工式が行われました。
玉島ハーバーアイランドに工場を建設する日本エアロフォージは、神戸製鋼や日立金属などが出資する航空機部材メーカーです。起工式には、関係者などおよそ50人が出席して工事期間中の安全を祈願しました。建設される倉敷工場はおよそ2万平方メートルの敷地に鉄骨平屋の施設を建設し、5万トン級の大型鍛造プレス機を設置して航空機のエンジンや機体などに使うチタンやニッケルの大型鍛造素材を製造します。航空機産業は国も力を入れている成長分野であることから、建設される工場を中心に倉敷市が航空産業の集積地になることに期待が寄せられます。総事業費は、200億円で2013年4月の操業開始を目指していています。量産態勢に入るころの従業員は40人程度を見込んでいて、2017年度には130億円の売り上げを計画しています。




