倉敷芸術科学大学出身のガラス作家 大江さやかさんの作品展が、倉敷市中央のギャラリーKで開催されています。
大江さんは、和歌山県出身で倉敷芸術科学大学ガラスコースで専門的な知識を学び今年6月から故郷の和歌山で自分のアトリエを構え制作に励んでいます。今回は、オブジェや皿、花器などおよそ100点を展示しています。大江さんの作品は、日常の些細な幸せや感動を人間の美しさとして作品に表現しています。なかでも、今回、一つのシリーズとして展示している「清」という空間は、大江さんの作品を象徴しています。小さなガラス片をモザイクのように並べて表面を磨くキルンワークの技法が用いられています。そこには、ガラスという素材に真っ直ぐに向き合った大江さんの心が日常の美として現れています。大江さんは「見え方はそれぞれあるのでいろいろな角度から作品を楽しんで欲しい」と話し、和歌山に制作拠点を移したことで「環境が変わって作品がどう変化するか楽しみ」と今後の制作に意欲を示していました。ガラス作家 大江さやかさんの作品展は13日(日)まで、倉敷市中央のギャラリーKで開催されています。




