「まちづくり」について考える講演会が倉敷市芸文館アイシアターで開かれました。
この講演会は中心市街地開発などの事業を行う倉敷まちづくり会社がはじめて開きました。講演会には、行政関係者などおよそ150人が参加しました。講師には備前市出身で、現在、早稲田大学大学院公共経営研究科の客員教授を務める大石 久和さんを招きました。大石さんは、国土の特性を知り、その使い方を考えていく「国土学」という視点から道路などのインフラ整備の重要性を説いています。大石さんは、日本と欧米諸国の道路事情を比較し、日本の都市間ネットワークサービスの低さを説明。「単に交通量だけで判断するのではなく、人の流入を増やすためや、災害時に都市の孤立化を防ぐためのインフラ整備が必要だと考え方を変えるべき」と強調しました。また、踏切の数が諸外国に比べ多いことも指摘、倉敷市でも長年の懸案となっている鉄道の連続立体交差事業について他都市での具体例を挙げ、その重要性についても話しました。




