玉野市の渋川海岸で松林を害虫から守ろうと、予防剤が撒かれました。
玉野市から委託を受けた作業員およそ10人が「植物活性剤」をおよそ60本の松の周りに撒いていきました。「植物活性剤」を撒くことで、害虫が嫌うマツヤニの分泌量を増やす効果があります。渋川海岸の害虫予防作業はおよそ260本ある松を3つのエリアに分け1年ごとに1カ所ずつ、予防剤の散布を行っています。3年ごとのサイクルで作業を行うことで、松林の害虫予防を効率良く行うことができます。玉野市商工観光課によると、去年の猛暑の影響で、渋川海岸の松は全体的に弱っている傾向にあるそうです。今後も松の生育状況を十分注意しながら見守っていきたいとしています。玉野市では来年の1月から2月にかけては、松の幹に植物活性剤を直接注入する作業を行う予定です。




