西アジアの遊牧民が作り上げた貴重な絨毯などが並ぶ作品展が、きょうから倉敷民芸館ではじまりました。
作品展を開いたのは東京でギャラリーを経営している丸山繁さんです。展示している作品は全てイランやアフガニスタンなど西アジアの遊牧民が羊の毛を刈り取り、草木染めした糸から作られています。会場にはおよそ100点の大小さまざまな絨毯が並び、中には130年前に作られたものや、およそ100年前の絨毯をクッションにリメイクしたものが展示されています。砂漠という褐色の世界に住む遊牧民が作った絨毯は、どれも暖かみのある色で仕上げられているのが特徴です。近年では遊牧民の減少によりこうした絨毯も数が少ない貴重なものになっています。この「遊牧民の草木染と
染織物の絨毯展」は11月5日まで開かれています。




