KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

国産ジーンズ発祥の地・倉敷の学生と、デニム生地誕生の地でデニムの語源といわれているフランス・ニーム市の学生がデザインした「デニムファッションショー」が倉敷美観地区で行われました。

「デニム航海路２０１１」と名づけられたこのファッションショーはフランス、ポルトガル、日本の３都市を周遊するファッションショーです。今年６月にフランスで開かれ、７月にはポルトガル、そして終着点として倉敷で開かれました。美観地区中橋周辺で行われたファッションショーではフランスで紹介された５４点のうち倉敷市立短期大学や、倉敷ファッションカレッジの学生などが制作した１１点とフランスの学生が手がけた１２点が登場。プロバンス地方に伝わる民族衣装や、日本の着物をイメージさせるものなどデニムの風合いをいかしながら２つの国の各々のコスチュームの歴史を取り入れています。いずれの衣装も学生らしい自由な発想で作られたもので、斬新な衣装を身に着けた日本の学生たちがモデルとなってステージを歩き、訪れた人を魅了しました。このイベントは日本とフランスの学生がデニムを通して互いの文化を理解し、刺激し合うのが狙いではじめて開かれました。学生たちは、感性豊かに表現されたデザインでデニムがもつ可能性を示していました。児島のジーンズメーカ「藍布屋」社長で、イベントの実行委員会会長の真鍋 寿男さんは「この事業を継続して、日本とフランス両国の交換学生制度などにつなげたい」と話していました。