7年間・60億キロの宇宙の旅を経て小惑星イトカワから微粒子を持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルの特別公開がライフパーク倉敷科学センターではじまりました。
伊東 香織倉敷市長など7人がテープカットを行い、特別公開を祝いました。会場には、カプセルの位置などの情報を発信する電子機器をはじめ、大気圏突入時に1万度以上の摩擦熱に耐えたシールドやイトカワの微粒子を収納したコンテナ部などはやぶさ帰還カプセルの構成部品の実物4点を展示しています。「はやぶさ」は月以外の天体に到着して地球に帰ってきた世界ではじめての探査機です。公開初日となったきょうは朝から多くの天文ファンが訪れ、エンジントラブルなど多くの困難を乗り越えて太陽系誕生の謎に迫れる可能性をもつイトカワ微粒子を持ち帰ったはやぶさ帰還カプセルを見入っていました。このほか会場にははやぶさの実物大模型や、西日本では初となる「はやぶさ」の宇宙の旅を支えたイオンエンジンと同じものも展示されています。はやぶさ帰還カプセルの特別公開は、30日(日)まで倉敷市福田町のライフパーク倉敷科学センターで開かれています。




