大地震発生時の災害を未然に防ごうと、LPガス配送中の事故を想定した防災訓練が倉敷市内で行われました。
岡山県高圧ガス地域防災協議会と岡山県エルピーガス協会が開いた訓練には、関係者およそ150人が参加しました。訓練は、東南海・南海地震の発生を想定したもので、県南に震度6強の地震が発生。LPガスが充填された容器が配送中の車両から落下し、衝撃で容器からガスが漏れているという想定で行われました。参加者はそれぞれ連携をとりながら訓練に臨み、爆発による火災の防ぐために周辺へ火気の使用禁止を呼びかけるとともに漏洩防止の処置を行いました。可搬性に優れたエネルギーであるLPガスは、寸断されたライフラインに替わる災害時の貴重なエネルギーとして注目されています。一方で、輸送中の事故が発生すると、第三者をも巻き込む大事故になることが懸念されます。訓練前には研修会も行われ、参加者たちは積載方法や防災工具の取り扱いについてなど高圧ガス移動技術の基準について説明を受け、災害の未然防止について認識を深めていました。




