早くも来年の干支の話題です。倉敷市羽島の陶芸家岡本篤さんの天神窯で来年の干支「辰」をかたどった香盒の窯出しが行われました。
干支の香盒の制作は、先代から毎年行っており、今回で64作目です。香盒はお正月などの茶席の縁起物として人気があります。青磁の釉薬を塗り、窯で18日からおよそ30時間焼きました。きょう(20日)焼きあがった作品を一つ一つ丁寧に取り出しました。岡本さんは8月から制作を始め水族館へ行きなどして、デザインを考え、龍のイメージを形にしていったそうです。作品は雲の上から見守る龍を表現しています。雲や目は彫りの深さを利用して濃淡を付けています。香盒は年内までに300個制作するそうです。また窯出しした作品は21日から倉敷市羽島の天神窯で展示されます。




