岡山市に本社を置く情報サービスの両備システムズと、静岡県に本部のある倉敷ケーブルテレビの親会社で、情報通信のTOKAIコミュニケーションズは、災害に強い新たなデータセンターを共同で構築する事業提携で合意しきのう(17日)、調印式が行われました。
調印式には両備システムズの小嶋光信社長とTOKAIコミュニケーションズの鴇田勝彦社長が出席。新たなデータセンターでの事業提携についての合意書に署名しました。データセンターは「おかやまクラウドセンター」として、岡山県が企業誘致を進めている岡山市北区の岡山リサーチパークに、両備システムズがおよそ30億円をかけて整備します。1室100ラックのサーバールーム4室を備え、72時間対応の自家発電や免震構造、生体認証システムなど最高水準のセキュリティが採用されます。TOKAIコミュニケーションズは、このうち2室を借りて、静岡の自社データセンターのバックアップ態勢を整備します。東日本大震災の発生以降、各企業はデータのバックアップなどを重要視する動きが広がっており地震が少なく、安定した電力供給が見込める岡山県が注目されています。新設されるデータセンターは平成25年に完成予定で免震構造の高規格データセンターの建設を地元企業が行うのは今回が初めてです。




