倉敷市立味野中学校演劇部が、今年初めて出場した岡山県中学校演劇コンクールで最優秀賞を受賞しました。その創作劇「Two Islands」は、10月1日、児島市民交流センターの杮落としで上演されました。福島県の原発事故をテーマに描かれた「Two Islands」が伝えようとしたものは、何だったのでしょうか。
福島県の原発事故をテーマにした「Two Islands」。演じるのは、倉敷市立味野中学校演劇部。東日本大震災で両親を亡くした中学生の「シンゴ」が広島県の祖母の家に身を寄せ落ち着くまでの精神的な成長を描いた創作劇です。今年4月の転勤で、20年ぶりに味野中学校演劇部顧問となった松尾綾子教諭が、脚本を書き下ろしました。主演の「シンゴ」を演じるのは、演劇部の部長 北窪 晋也君です。 松尾教諭が手がけた脚本には、演劇部員14人のキャラクターを生かしながら震災にまつわる実際の報道や被爆者の実話などがちりばめられています。創作劇「Two Islands」で今年8月、岩手県で開かれた全国大会に初めて出場した味野中学校演劇部。10月1日には、地元児島に新しくできたジーンズホールの杮落としとして再び上演することになりました。先生と生徒が一緒になって作り上げた世界でたった一つのお芝居「Two Islands」は、被災地や観客へ希望のメッセージを伝えただけでなく、演劇部員にとって、一生忘れることの出来ない作品になったようです。味野中学校演劇部の創作劇は、11月6日(日)9時からと、23時からKCTデジタル11chで放送予定です。




