毎年、初夏にホタル鑑賞の人々で賑わう倉敷市の真備美しい森で、地元の住民有志が、ホタルの幼虫を放流しました。
放流は、公園の管理運営協議会や倉敷ホタル愛好会のメンバーなどが8年ほど前から毎年この時期に行なっています。ホタルの幼虫は、今年6月に産卵し、孵化させたものを倉敷ホタル愛好会所有の飼育小屋で、メンバーたちが丹精して育ててきました。地元の子どもたちは、1センチから2センチほどに育った幼虫およそ600匹を公園近くに流れる小川へと放流しました。餌となる巻貝の『カワニナ』とともに放流された幼虫は、今後、脱皮を繰り返し、サナギとなります。そして、来年6月には、成虫となったたくさんのホタルが乱舞する様子を目にすることができそうです。真備美しい森は、12年前に岡山県と当時の真備町が整備したもので、管理運営協議会のメンバーが毎月ホタルの住みやすい自然環境の整備を行っています。




