倉敷市本町、東町の商家などが自慢の屏風などを披露する倉敷屏風祭が今日、あすの2日間の日程で開催されています。
屏風祭は、江戸時代の文化文政の頃、町内の各家が通りに面した格子戸を外し、自慢の屏風を飾り、花を活けて訪れる人々をもてなしたといわれています。人々とのふれあいや語らいを楽しんだよき昔の思い出をたどり、伝統を現代に生かして10年前に復活したのが倉敷屏風祭です。今年は、倉敷市本町、東町や美観地区一帯の30軒で自慢の屏風や代々受け継がれてきた着物などを飾りました。国の重要文化財井上家住宅には、江戸中期を代表する書家で、倉敷市連島町にある宝島寺の住職を務めた寂厳が、元の時代の漢詩などを題材とした書を六曲一双の屏風として展示。今年6月に倉敷市内の旧家で見つかったばかりの真筆とあり、訪れた人たちも注目して見入っていました。倉敷屏風祭は明日も行われ、30の町家や商家が、伝来の屏風や自慢の品々を飾ります。




