全国高校総体=インターハイ(IH)に出場するKCTエリア内の高校や選手を紹介するシリーズ「アスリートの夏」。5回目のきょうは「玉野光南陸上部」です。
玉野光南陸上部からは今年7種目17人(男子16人、女子1人)がIHへ出場します。特に男子の活躍は目覚しく、今年の県総体では男子21種目中9種目で玉野光南の選手が表彰台にあがり、男子総合では11連覇中だった倉敷工業を上回り、12年ぶりの学校別優勝を果たしました。
長谷川監督「一冬一冬着実に成果がでて、計画を立てた練習と彼らのモチベーションがうまくかみ合っているのではないかと思う」
なかでもこの夏注目の選手が、ハードル種目で2冠を狙う安部です。陸上競技専門誌でも表紙を飾るなど、全国的にも注目の選手で、地区大会終了時点の記録では、110mHでランキング2位、400mHでは1位にランキングされています。
安部「注目されるのはうれしいがIHでは自分の走りをして優勝するだけ。去年も優勝を狙っていったが3位(400mH:3位、110mH:6位)だったので優勝したい気持ちは強いので2冠を目標にがんばりたい」
県総体では110mH決勝で追い風参考ながら14秒13の好タイムを記録。IHの舞台では13秒台に突入し、高校記録13秒98の更新も期待されます。
安部「スタートが得意ではないので、第1ハードルで遅れなければ、後半は自信があるので13秒台も狙えると思う」
一方、去年のIHで3位に入った400mHは優勝が確実視されています。中国大会で記録した50秒83はIH出場選手の中で群をぬいており、ランキング2位の選手と1秒以上の差があります。まず出場最初となるこの種目で勢いをつけたいところです。
安部「400mHでは前半から自分のレース展開で走ってあとは粘るだけ」
逆足での踏み切りやハードル間の歩数の変更など、課題はありますが、189センチの恵まれた体格を活かしたダイナミックな走りには大きな可能性が秘められています。その視線の先には侍ハードラーこと為末大につづく49秒台への突入があり、インターハイでの優勝はちっぽけな目標にすら思えてきます。
長谷川監督「せっかくの恵まれた体格なので、できれば110mHの高校新記録、そして400mHでも為末の記録は偉大だけど狙っていきたい」
さて、偉大な記録と言えば、校内の一角、全国大会で優勝した部活動の石碑が並べられています。その多くが陸上部のものですが、中でもひときわ輝くものが、平成4年の男子マイルリレーの優勝です。玉野光南がIHで初めて優勝した種目で、これまでのIHで岡山県内の学校が優勝したのは玉野光南と岡山工業だけです。
今年のメンバーもこの記録に迫ろうと、練習に励んでいます。玉野光南ではここ数年、この種目で平成17年、18年、20年とIHに出場しており、3回とも準決勝まで進出しています。決勝への道は険しいですが、ここ数年培ってきたIHでの経験を活かし、今年は平成4年以来の久々の決勝進出を狙います。4走に安部が控えるほか、1走にスピードのある吉井、2走に男子400mにも出場する森本と3年生が中心となったオーダーで挑みます。
吉井「できるだけいい位置で次の走者に渡せるようにしたい。そして決勝に確実に残れるようなレースをしたい」
森本「2走は場所取りが難しいなのではじめから全力で行っていい場所で帰ってきて3走に1番で渡したい」
インターハイ陸上競技は7月29日に開幕します。玉野光南勢として平成18年以来の6度目の優勝、そして平成4年の学校対抗6位を上回る成績を目指し、奈良の舞台に挑みます。




