七宝焼作家 丸山昌子さんの作品展が、倉敷市本町のギャラリー十露で開かれています。
会場には、新作を含むおよそ200点の七宝焼や銀粘土を使った作品が展示されています。丸山さんは、銅版や金属の上に釉薬をかけた七宝焼を抽象的な作品に仕上げています。従来の作風に新たな視点と質感を生み出し平面から立体的な作品にも取り組んでいます。また、銅版の上に部分的に七宝を置いた点釉七宝は、民族的なイメージで洋服にも合いやすいと人気です。一方、銀粘土を使ったアートクレイシルバーの作品は、ペンダントや指輪などが展示されています。なかでも注目されるのが新しい技法による木目金の作品です。銀粘土と銅粘土の2つの素材を混ぜた作品で従来の技法よりも作りやすく表現の幅が広がったそうです。丸山昌子さんの作品展シルバーと七宝小品展は今月16日まで、倉敷市本町のギャラリー十露で開催されています。今月20日からは丸山昌子さんの教室生による作品展も開催されます。




