倉敷市の高梁川西岸、酒津八幡山の麓にある兜山窯で作陶活動に励む岡本孝明さん・達弥さん親子による作品展が、日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
今回の作品展には、近作およそ100点が展示されました。兜山窯は酒津焼二代目の岡本蕭一さんが、昭和10年に倉敷市酒津に登り窯を築いたのが始まりです。兜山窯2代目の孝明さんは今回、釉薬の調合を研究し、ビワ色に似た色合いを出すことに取り組むなど73歳となった今でも伝統を踏まえつつ現代の生活様式にマッチした新しい感覚を取り入れようと作陶活動をしています。一方、3代目の達弥さんは、形を整えた作品を掘り込み、鉄分の量が異なる土を埋め込んで仕上げた作品を展示。地元・酒津の土の特徴を最大限に活かそうと研究に余念がありません。岡本孝明さんと達弥さん親子による作品展は、16日(日)まで日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。




