緑御殿として親しまれている大原家別邸・有隣荘の一般公開に合わせて、美術家の田窪 恭治さんの企画展が、開かれています。
有隣荘は、春と秋の年2回、一般に特別公開しています。一般公開に合わせて、美術家の田窪 恭治さんが、『倉敷の風景に』と題した企画展を開いています。洋間 や 和室からなる室内、室内から見える倉敷の町並みに合わせて、空間を演出しています。田窪さんは、フランス北部の礼拝堂の再生プロジェクト や香川県琴平山の再生計画を手がけるなど、国内外を舞台に活躍しています。こちらは、田窪さんが企画展のために、現場で制作した作品です。襖 や 床の間に描かれているのは、フランス北部の風景。特産の林檎の木 や 人々が魔除けとして信仰しているイチイの木です。さらに、西洋と東洋の文化が融和していて、興味深い空間を創り出しています。今回の企画展では、大原美術館の中庭などにも作品が展示されています。こちらは、礼拝堂再生プロジェクトの床面の実寸大。鉄などでつくっています。秋の有隣荘特別公開田窪 恭治さんの企画展は、今月23日まで大原美術館別邸の有隣荘で開かれています。




