岡山県と、倉敷、玉野など児島湖に隣接する3市が、今月初めの台風12号が襲来した際の防災対応について検証する会議が、岡山県庁で開かれました。
会議には県の危機管理監をはじめ、倉敷市・玉野市・岡山市の危機管理監など10人が参加。台風12号襲来時のそれぞれの防災体制や情報収集の状況、避難勧告の発令基準など課題や改善方法の報告を行い、情報交換しました。今回明るみに出たのが、県の総合防災情報システムの不具合です。9月3日(土)の21時から22時までのおよそ1時間、総合防災情報システムのHP上に10万人のアクセスが集中。このためインターネット上で防災情報の閲覧が一切出来なくなりました。県では今後システムを再点検し、アクセスが集中した場合でも安定稼働できるように対応するとしています。また、八浜地区で多くの浸水被害を出した玉野市は、児島湖周辺の浸水地域近くに仮設ポンプの設置を検討中で、今後迅速に対応していく方針を示しました。この会議は今後も継続され、次回は県と3市の災害時の総合的な連携体制について、本格的に話し合う予定です。




