総社市の「障がい者千人雇用」の取り組みの一環として、農業公社きびの里が初めて1日雇用した障がいのある人たちが29日、サツマイモの収穫を行いました。
サツマイモを収穫したのは、農業公社きびの里にアルバイトとして雇用された3人です。3人は農業公社が「きびみどり」や「鳴門金時」を栽培するおよそ22アールの畑で、掘り起こされた芋を拾い、かごに入れていく作業を行いました。3人は29日・1日だけの雇用契約で、法に定められた最低賃金が支給されます。総社市の「障がい者千人雇用」事業は障がいのある人の雇用の創出や、就労の安定に官民で取り組もうと、今年5月に委員会が発足しました。2カ月に1回のペースで会議を行い、障がいのある人の特性に合わせた新たな職場の創設について協議しています。今後5年間で千人の障がい者雇用の実現を目指しています。3人は午前10時から午後3時までアルバイトを行い、「きびみどり」はおよそ300kg、「鳴門金時」はおよそ500kgの合わせて800kgを収穫しました。収穫された「きびみどり」は学校給食の食材やお菓子の材料に、「鳴門金時」は農業公社の産直市場で販売される予定です。




