絵画愛好家グループ「BAKU(ばく)」の作品展が、倉敷市立美術館で開かれています。
「BAKU」は、倉敷市内に住む50代から70代の男女が週に一度集まり、絵を楽しんでいるグループです。創作活動を自由に行おうと、「広く果てしなく」という意味の漠然の「漠」を採って名づけ、14年前に発足しました。油絵や水彩画などさまざまなジャンルに取り組んでいます。また、指導者は設けずに、互いに意見を言い合い、切磋琢磨しながら 創作活動を行っています。「BAKU」に10年以上所属している倉敷市児島下の町の、松田正作さんは、今は人が住んでいない廃屋を長年描いています。市内を回って廃屋を探し、長い間、使われて古くなった柱一本ずつに、「お疲れ様」という思いを込めて描いているそうです。会場には、ほかにも会員たちの個性溢れる作品およそ60点が並んでいます。




