東日本大震災の被災地へ贈ろうと、高校生が生手作りした木製ベンチの組み立てキットが完成し、岩手県遠野市へ送られました。
ベンチの製作は、倉敷社会福祉協議会が、県内4つの工業高校に依頼して始まり、それぞれの高校で、およそ1週間かけて、合計100セットを完成させました。きのう(20日)、県立水島工業高校で行われた出発式では、生徒を代表して、建築科の三宅孝幸さんが、「気持ちをこめて作ったので、楽しみながら作り、使ってほしい」と挨拶しました。ベンチは、長さ1メートル、幅23センチの板にビスやボンドを使って、脚をつけるだけで簡単に作ることができます。組み立てる作業を通して、入居者同士の交流に役立ててもらうのが狙いです。また、組み立てキット1つずつに、高校生が書いた応援メッセージも添えられています。ベンチの組み立てキットは、22日の朝には、岩手県遠野市へ仮設住宅へと届けられる予定です。




