国指定重要文化財の大橋家住宅で、香道について広く知ってもらうため、お香を聞き比べて遊ぶ会が開かれました。
香の歴史は大変古く、仏教とともに伝わったとされています。戦国時代には、織田信長や豊臣秀吉も香を熱心に研究したり、香の元になる香木を収集したりしたという説もあります。香道はそうした文化を継承し、芸作法として根付いたもので、現在は香りを聞き比べ、何の香りかを当てる聞香が習い事として行われています。今回は香道・桜月流が広く香道について知ってもらい香を楽しんでもらおうと会を開きました。聞香は対戦式で、はじめに、2種類の香りを聞き、次に香元から出された香りが何の香りかを当てる遊びで、最終的に盤上の駒を動かし勝敗を競うというものです。今回は伽羅や寸聞多羅などと呼ばれる香木を熱し優雅に炉の中の香を楽しみました。
この聞香遊びの会はあすも午前10時からと午後2時からの2回、大橋家住宅で行われます。




