倉敷市中央の岡山大学資源植物科学研究所・杉本学准教授らのグループは15日、国際宇宙ステーションでの研究成果として、「宇宙空間では、大麦の種を長期間保存できる可能性が高い」と発表しました。
この研究は宇宙で大麦の種を保存・栽培し、食料自給の可能性を探ろうと行われています。大麦の種を入れた金属の筒を、国際宇宙ステーションの船外にセットし、宇宙空間に13カ月間、温度や湿度を管理しない状態で放置しました。その後、地上に搬送した種を別に地上で保管していた種と発芽率や遺伝子など比較しても、特に異常は見られませんでした。この結果、大麦の種が1年以上の長期間にわたり、品質を変えることなく、宇宙で保存できる可能性が高いことが証明されました。




