環境の大切さや自然の豊かさを知ってもらおうと、夏休み最後の土曜と日曜に小学生を対象に「自然学校」が開かれました。総社市の環境課が、毎年開校している野外活動を紹介します。
大自然の中で野外活動を体験する総社市の自然学校は、毎年、岡山市北区粟井の湖畔のキャンプ場鑓水キャンプ村で開かれています。総社市環境課では、環境の大切さや自然の豊かさを知ってもらおうと市内の小学3年生以上の児童を対象に自然学校を毎年夏休みに開いています。今年は、20人の子どもたちが参加しました。自然学校を行うキャンプ場は、総社市奥坂の岩屋から北へひと山越えた山頂の湖鑓水池の畔にあります。子どもたちは、北の吉備路保全協会のメンバーを道案内に約一時間かけて4キロにおよぶ山道を歩いていきました。キャンプで最初に行う協働作業といえば、テントの設営です。みんな協力して一晩過ごすテントを立てました。ところで、この自然学校へやってきた子どもたちは、どんな思いで参加したのでしょうか。普段出来ない野外活動が体験できるところに自然学校の魅力があるようです。とりわけ、山の中にもかかわらず、思いっきり楽しめる水遊びは、子どもたちの一番人気です。そして、水遊びを楽しんだ鑓水池には、オモダカやジュンサイとった水生植物が生息していることも学びました。また、木の枝や竹を削ってキーホルダーやブローチ、おもちゃなどを作る木工遊びも自然学校ならではの醍醐味です。もちろん、キャンプ村の村長から火の起こし方を習って飯盒でお米を炊く飯盒炊爨も体験しました。夕食は、飯盒で炊いたごはんと、アユの塩焼きにトン汁をみんなでおいしくいただきました。夕食のあとは、キャンプファイヤーをしたり夜空の星を観察したりと子どもたちは、一泊二日の自然の中の野外活動を満喫しました。




