玉野市は市内沿岸部に工場などがある大手企業7社の防災責任者と防災対策に関する2回目の意見交換会を行いました。
意見交換会には企業7社の防災責任者や黒田晋市長など15人が出席しました。この中で前回課題に挙がった「市と企業の情報伝達」と玉野市の防災情報の入手方法について説明がありました。玉野市のホームページにアクセスすると県の総合防災情報システムから潮の高さや警報について色の変化で知ることができます。東日本大震災における避難行動についても事例が紹介され、災害発生の直後に避難することが最も安全であることが指摘されました。この事例から災害発生時には早期に確実な情報を流さなければならないことを再確認しました。企業の代表者からは「災害発生時に地域に情報を知らせる方法は確立されているのか」「備蓄物資の確保と配布の方法はどうなっているのか」という質問が出ましたが、いずれもこれまでに確立された方法は無く、今後話し合う予定です。瀬戸内海に面した玉野市では東南海・南海地震が発生した場合3メートル以上の津波が押し寄せるといわれています。次回の意見交換会は10月以降に開催予定で、各企業の防災対策の見直しについて現状を報告することにしています。




