夏恒例の「阿曽の火祭り」が5日、総社市西阿曽の阿宗神社で開催されました。
阿曽の火祭りは、岡山市の花火大会の種火に使う火を鬼ノ城で採火し岡山へ運ぶ行事として平成17年から行われています。運ばれていく火は総社に伝わる温羅伝説の温羅の御霊として慰められます。今年も地域住民が温羅伝説に登場する温羅と阿曽姫、従者に扮し鬼ノ城からの「火」を阿宗神社へと運びました。式典では、石井清根宮司が祝詞を上げ、鉄文化を伝えた温羅に感謝しました。会場では、阿曽地区の山田瑞穂さん、希望さん親子がフルートを演奏し、盛り上げました。また、地元、総社市立阿曽小学校の5年生と6年生の有志が朗読劇「温羅と桃太郎」を披露し総社に残る歴史を受け継いでいました。阿宗神社に運ばれた「火」は火祭りが行われた翌日の6日、岡山市へと運ばれました。




