岡山県立大学で、大学の研究内容を知ってもらおうという、親子見学会が
行われました。
見学会は、県立大学をもっと身近に感じてもらおうと毎年、総社市と共同で実施しています。今年は、総社市内の小学生と保護者17組、38人が参加しました。参加者たちは、二手に別れて大学の各学部を巡りました。保健福祉学部では、ベッドの床ずれを視覚的に判断できるシステムが公開されました。普通のマットレス、低反発マットレス、そして時間で圧力が変化する高機能エアーマットの3つの異なるマットレスが用意され、参加者は寝そべって、マットにかかる圧力の違いをテレビモニターで確認していました。また、実際に上半身を起こしながら、体のどんなところに負担がかかるのかを目で確認し、苦痛の少ない介護方法もあわせて学んでいました。情報工学部では、コミュニケーション能力を備えたロボットやコンピューターについての研究事例が公開されました。マイクで呼びかけをすると、ロボットがうなずいたり、目を閉じたりするなど、参加者たちは、先端技術の一端に触れていました。総社市と岡山県立大学は、平成20年に包括協定を結び、相互の人的・知的財産の活用、地域産業振興を目的とした授業の実施などを行っています。




