倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所で、夏休み恒例となった、親子工場見学会が開かれました。
見学会には倉敷市をはじめ、県内からおよそ130人が参加しました。見学会は鉄を年間およそ900万トンと、世界最大級の生産量を誇る製鉄所を、地元の人に広く知ってもらおうと、2007年から開かれています。参加者は3台のバスに分乗し、製鉄所構内を見て周りました。広さ1,090平方メートル、東京ドーム260個分の敷地内には、原料ヤードや高さ100mに迫る高炉など、巨大な設備がたくさんあります。造船メーカーなどに向けた厚板を製造する工場では、熱で真っ赤に染まった鉄の塊が板の形に加工されていく様子を見学しました。鉄の塊は1,300度以上。その熱気で工場内の温度は40度以上になります。参加者は加工する機械の大きな音に耳をふさぎ、汗だくになりながらも、厚板づくりの工程を興味深そうに学んでいました。この見学会は今月12日まであと5回開かれ、およそ600人が参加する予定です。




