玉野市の今後の公共交通を考える、今年度1回目の会議が開かれました。会議では去年までに決まっていた、デマンド車両=乗合の小型車 とコミュニティバスを組み合わせるプランの、具体的な運行案が地域のバス会社などから示されました。
新たな交通システムの運行案では地域のバス・タクシー事業者の既存車両を使用。コミュニティバスと予約制のデマンド車両を組み合わせ、毎日運行させます。コミュニティバスは現在、玉野市が運行している「シーバス」をそのまま利用し、玉野市の東と西を回る、2つのルートを設定します。それぞれのルートを平日はシーバスの2倍となる8往復、土日祝日は2往復させる方針です。また、予約制のデマンド車両はコミュニティバスの路線から外れた地域や利用の少ない地域をカバーします。地域のバス会社からは、シーバスの現在の利用状況や、市民へのアンケート結果も報告されました。シーバスの利用者は市の東地域の山田地区などから、市の中心部へ向かう利用者が多く、午前中に利用が集中しているということです。この結果から、デマンド車両は、東地域はバス車両、それ以外の地域はジャンボタクシーを利用する方針です。新たな交通システム案では事前に利用登録などは行わず、誰でも電話予約で利用可能としています。会議は今後4回予定されていて、来年3月までに、新たな交通システムを策定する予定です。




