水島税関支署は、監視艇で巡回中に火災や衝突事故が発生したと想定して、救命訓練を行いました。
この訓練は、水島税関支署を中心に宇野、福山、坂出など6つの支署と2つの出張所からなる瀬戸内第一ブロックで、年に一度行っているものです。訓練には、水島税関支署の山下泰弘支署長はじめ、各支署の職員など約30人が参加しました。緊急時の救命胴衣着用訓練のあと監視艇「はやかぜ」と「わかしお」に乗船し、監視艇で巡回中に船内から火災が発生したという想定で救命筏(いかだ)を使った船内からの脱出訓練が行われました。また、職務質問中に、逃げ出した不審者ともみ合いになり、海に落ちたという想定で、岸壁から浮き輪や縄ばしごを使っての救助訓練と合わせて、海に投げ捨てられたカバンを回収する訓練も本番さながらに行われました。訓練は、外国船への乗り移りなど海上での職務の多い水島税関支署の職員が万が一の事態に備え被害を最小限に食い止めるためのもので、参加した職員は、緊張した面持ちで救命胴衣を着用して真剣に取り組んでいました。訓練修了後、山下支署長は、「万が一の際には、今回の訓練をいかし、安全管理の再認識を図っていただきたい」と講評を述べました。




