東日本大震災の被災者を励まそうという絵手紙展が、きょうから倉敷アイビースクエアで始まりました。
絵手紙展「絵手紙励ましのことば集」は、オリジナルの絵とメッセージで大震災の被災者を勇気付けようと東京在住の絵手紙作家、大森節子さんの呼びかけで開催されました。岡山市出身の大森さんは、長年、地元で絵手紙教室の講師を務めていたこともあり、先月の東京での開催に続いて倉敷で開くことにしました。絵手紙は全国各地から集まり、大森さんの講師仲間や生徒など673人の作品、1081通を展示しています。「ゆっくりでも一歩ずつ、必ず春は訪れる」「日本中のみんなが応援しています」など、ハガキサイズの作品から長編のものまで作者一人ひとりが考えた復興への思いがつづられています。言葉以外にも被災者の忍耐強さや復興への兆しを絵で表した作品もあり、作者ごとに異なる励ましの形がうかがえます。主催者では、大震災の記憶を風化させないためにも今後は全国で展示を行いたいとしており、次回は熊本県での開催が決まっています。この絵手紙展は、今月7日(日)まで倉敷アイビースクエア内の愛美工房売店2階ギャラリーで開かれています。




