オーストリアと倉敷の作家による現代アート交流展が、26日から始まりました。
ウィーンを中心にヨーロッパで活躍中のオーストリアの作家と倉敷の作家による現代アート交流展は、今年が7回目になります。倉敷市酒津の造形作家原田杜子史さんが、17年前に日本とオーストリアの修交125周年を記念した作品展へ出品したことがきっかけになって、作家同士の親交が深まり、交流展が始まりました。今年は、縦3メートル、横4メートルの油彩画を出品した赤木寿子さんをはじめ倉敷から6人の作家とオーストリアからは、ベテランのアーティスト18人が参加し、版画や、セラミック、立体造形など約60点を出品しています。今回で6回目の参加となるオーストリアのエヴァ・ヴェルデニッセさんは、日本の古書とセラミック素材を使って本のしおりをイメージした作品を展示しました。なお、交流展初日は、ギャラリーコンサートも開かれ、70代の女性奏者で構成するアンサンブル「ゾロ」のメンバーが弦楽四重奏を披露して、開催に華を添えました。オーストリアと倉敷の現代美術作家の交流展は、31日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。また、27日には、篠笛によるギャラリーコンサートも予定されています。




