趣味に情熱をそそぐ、個人やグループを紹介する「We Love Hobby」。今回は、退職後、備中神楽のお面づくりを楽しんでいる倉敷市の男性をご紹介します。
桐の木からお面を作る過程を説明するのは、倉敷市鳥羽の三宅武夫さん78歳です。今やお面作りの仕事場となっている応接間に案内してもらうと猿田彦、スサノオノミコト、稲田姫、など備中神楽に登場するお面が沢山並んでいます。大きなものでは、迫力満点の大蛇や獅子頭などもありました。そして、三宅さんが苦労して作ったとういうお面を見せてもらいました。中国の陰陽五行思想を基にした五行神楽に登場する土の神様「五郎・埴安彦の命」のお面です。昭和8年生まれの三宅武夫さん、70歳まで家を建てる大工として働いてきました。70歳で退職したあと、老化防止のためにと、足守の面打師小林弘さんが指導する講座で面づくりを学んだそうです。三宅さんは、「面作りは根気がいる仕事だけど、完成したときは、やったな!という喜びがある」いいます。これからも、面作りを楽しんでいきたいそうです。




