岡山県中学校野球選手権大会がきょう、倉敷市営球場など県内５球場で開幕しました。
開会式では去年の覇者・真庭市の勝山中学校を先頭に、６つの地区予選を勝ち抜いた３２校が堂々と入場行進しました。今年、倉敷市からは、３年連続の出場となる倉敷南中など６校、総社市からは、出場２１回目となる総社東中、そして玉野市からは、２０年ぶりの県大会出場を果たした八浜中が出場しています。開会式では岡山県中学校体育連盟の三宅義史会長が東日本大震災で被災した中学球児たちに触れ、「同じ大会に挑んでいる仲間に思いを馳せ、一試合一試合全力で戦ってください」と選手を激励、つづいて倉敷市立南中学校の川北祥也主将が「大好きな野球ができることに心から感謝し、被災された方々の思いを胸に、多くの感動を与えられるよう全力でプレーします」と選手宣誓しました。
このあと、倉敷市営球場の第１試合では倉敷南中学校と美作地区の勝北中学校が対戦しました。倉敷南のマウンドに上がるのは選手宣誓をした川北。長打力を誇る勝北打線に自慢の直球を捉えられるものの、打球は野手の正面をつき、３回までノーヒットに抑えます。すると３回裏、倉敷南は１死から２番・本松がレフト線へ２塁打を放ち、チャンスを作ります。つづく３番・三原、４番・山中がデッドボールで出塁し、１死満塁。ここで迎えるは５番の藤井。藤井はセンター前へはじき返し、倉敷南が２点を先制します。さらに２死となってから７番・島崎のセンター前ヒットで２点を追加。倉敷南はこの回、一気に４点を奪います。こうなると勝北の長打力は影を潜め、倉敷南・先発の川北は毎回の８奪三振、打たれたヒットはわずか１本と、２塁を踏ませないピッチングで完封勝利、倉敷南が２回戦進出を果たしました。
【初日結果】
＜倉敷＞①倉敷南４－０勝北②京山４－３加茂川③福浜２－１芳井④岡北４－２新見第一
＜真備＞①倉敷第一１２－４落合②上南７－１井原③和気１－２高松
＜中山＞①玉島東５－４吉永②勝山７－２八浜③成羽０－８総社東
＜玉島＞①北房０－０（特別延長２－３）倉敷西②矢掛０－５西大寺③吉井０－１児島
＜県営＞①操南３－４高梁②琴浦６－０久米南③芳田０－７金光
※結果が入り次第更新します。
【生中継】
倉敷ケーブルテレビでは岡山県中学校野球選手権の準々決勝以降７試合を２８日（木）・２９（金）の２日間生中継します。
